2017年10月9日
年末年始のリフォームにも対応
葛飾区の中古マンションのリフォーム工事の事例です。
(*最初に、弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。)
ちょうど物件が見つかり、12月に引き渡しがあるので
なんとか年末に工事をして、年明けの引っ越しに間に合わせてほしいという
かなりいそがしいスケジュールの工事でした。
近くで塗り壁工事をしてくれるリフォーム業者を探して
お客様からご相談が入ったのが11月末
12月に入って、鍵のお引き渡し日に現場でお打ちあわせ。
風通り、日当たりよく、カビや結露などによるトラブルの形跡もなく
わりときれいな状態ではありましたが、
今後のこともあるのですべてきれい壁紙を剥がしたのち、下地処理を施し
カルクウォールで仕上げさせていただくお話で方針が決まりました。
洗面所の床のクッションフロアー張り替え
和室の畳の表替えもお引き受けしました。
床はけっこう傷ついた箇所があり、
お客様と一緒に確認してシールをはりました。
こうすることで工事の際に付いた傷と判別できるよう 目印になります。
工事中養生シートで隠れてしまうので、工事のあとで揉めないようにという配慮なのです。
これで、職人さんも安心して工事に臨めます。
床養生してクロスを剥がした状態
裏紙をしっかり剥がし、
アク止めのシーラー処理を念入りに2回塗ります。
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*奥様のリクエストの参考画像より
寝室の一面だけ色壁にしてほしいとのこと
↓↓↓↓↓↓↓↓↓ こうなりました。
完成:天然顔料のウラを入れた着色仕上げ。
和室はわら入りのスイス漆喰を現場調合してつくりました。
あたらしい畳もはいりました。
ふすまや畳のイメージにあわせた和モダンなデザインです。
玄関からみた廊下と突き当りのリビング
キッチンと洗面、トイレ内の床は、
内装屋さんにタラコッタ調の長尺シートを貼ってもらいました。
お引渡し前にワックスでトップコートをかけます。
これで汚れの防止になります。
トイレの一面だけ アクセントに
ペルシャンレッドのデザインウォール
奥様が購入したお洒落なタオルかけとペーパーホルダー
「自分でやると壁に傷がついきそうで怖い」とおっしゃるので
こちらで、取り付けさせていただきました。
漆喰に合う調度品をナイスチョイス
【 まとめ 】
*お断り:弊社 年末年始は通常は暦通りお休みをいただいています。
ですのでスケジュール調整が可能な範囲で対応させていただきます。
あらかじめご了承ください
冬場の漆喰工事は 、乾きに時間がかかるため
夏場に比べ乾燥期間を長く設定する必要があります。
K様邸は、お部屋の環境条件が良かったので 10日間で完了できましたが
条件によっては各工程で乾燥を待っての工事になることがあります。
その際は、少し工期が延びることもありますので予めご了承ください。
また、電機のスイッチやコンセントプレートなど器具付けは
壁の漆喰が十分に乾燥していないと行えません。
今回は、年末年始の間、お客様には日中窓の開け
そして、夜間の窓閉めと 徹底した換気を心掛けていただいたおかげで
乾き具合による色むらや艶むらの発生を防ぐことができました。
ご協力ありがとうございました。
お客様のコメントは
https://www.naturalwall.jp/build/3732.html
こちらをご覧ください。
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施工範囲:玄関・廊下・LDK・寝室・和室・洗面・トイレの壁と天井
スイス漆喰カルクウォール
鏝パターン仕上げ 一部色壁あり およそ200㎡
第47回『 全国左官技能競技大会 』のご報告
全国左官技能競技大会 愛媛大会、無事終了いたしました。
9月22日(金)~25日(月)まで松山市のアイテム愛媛で開催されました。
第47回大会は 13名が出場しました。
選手は44歳~29歳まで(平均年齢約37歳)の全員男性です。
八幡工業からは、東京代表として長塚 勇選手 (いさお)が出場
夏の間、会社倉庫にて日々 猛練習していました。
ご協力・ご支援・応援いただきました皆様 誠にありがとうございました。
前回ご紹介のブログ
https://www.naturalwall.jp/?p=3639
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全国左官技能競技大会 は2年毎に(一社)日本左官業組合連合会の主催で開催されており、全国10ブロックの代表選手と日左連会長推薦の選手で3日間に亘り其々の競技時間内で技を競い合います。 出場選手に年齢制限はありません。経験年数ではなく、全ては自分の実力勝負の競技大会です。
今大会の課題制作は挟土秀平(はさど しゅうへい)氏です。
この大会の課題は土蔵をイメージしデザインしています。
競技課題の正面に、四国を代表する左官材料「土佐漆喰」で
手間暇のかかるナマコ壁を競技時間内で仕上げる選手たちは、
焦りと精度と美観の葛藤と戦うことになるでしょう。
若い選手たちがあらためて左官への思いを深め、
かつ競技を通じて発信し伝統に回帰しつつ、
それぞれの地に戻り確かな実戦に繋げてゆく。
そのようなきっかけになることを願っています。』
と 挟土は寄せています。
(*挟土秀平氏 撮影:バックステージの長塚選手)
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さて、審査委員の厳正公平なる審査の結果は、
下記の通りとなりましたのでご報告申し上げます。
第47回全国左官技能競技大会(愛媛)成績表
http://www.nissaren.or.jp/13361
優勝は松井 準氏(29歳 石川県)です。
有限会社 八幡工業の選手・長塚は大会3日間健闘し、
無事課題作品を完成、努力賞をいただきました。
選手自身はもとより、監督の社長、コーチである専務、
社内も一丸となって応援し、 6月からずっとがんばってまいりました。
結果は上位入賞ならずで残念ですが、 応援していた方たちからは
時間、美観、精度とも 大きく引けを取らない仕上がりは
おそらく僅差であっただろうと伝わっています。
ともかく、おつかれさまでした。
(応援団長:亜沙子さんと完成した課題)
練習、本番と長期にわたって 不安・焦り・期待が襲いかかったことでしょう。
それ以上に 感動・自信・喜びなど様々な体験をされ、たくさんの学びがあったかと思います。
また、大会に出場し 切磋琢磨したからこその宝物、他県選手との出会い。
お互いに良い刺激を受けたと思います。
(打ち上げ会場:ともに戦った選手のみなさん スッキリしたいい笑顔ですね。)
この大会で経験したことをこれからの左官仕事に活かしていただき、
今後も各地で活躍していただくことを期待しています。
次回開催は平成33年で、会場は山梨県です。
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