2017年 8月
ものづくり 匠の技の祭典2017 ~伝統と革新~
ものづくり 匠の技の祭典2017 ~伝統と革新~
8月9日(水)~11日(金・祝)
東京国際フォーラムで開催されました。
オープニングは東京都左官組合連合会の左官職人の鏝絵のライブパフォーマンス。
また、今をときめく!の挾土秀平氏が登場しました。
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私は東京都左官組合連合会で塗り壁・泥団子づくりの体験のお手伝い…
整理券が、毎日会場1時間でなくなってしまうほどの大盛況!
夏休みのお子さまの体験学習に、との方が多くいらっしゃいました。
塗り壁体験をされた小学2年生の女の子、
「ママ!家をやる時はわたしがやるからね!」
頼もしい!楽しんでもらえたようで嬉しい限りです。
他にも、衣・食・住・工の日本の匠が大集結。
板金の笛作りや、上棟式のデモンストレーションも行われ、活気あるイベントでした。
海外の方も多く来場され、
日本の伝統の技とこれからの技術を体感して楽しまれていたようで嬉しく思いました。
https://www.monozukuri-takumi-expo.tokyo/
2017 左官技能の全国大会に挑戦する八幡の職人
『 全国左官技能競技大会 』
第一回が東京 日左連会館で開催されたのが昭和38年
今年 2017年は、第47回大会です。
四国・愛媛を会場に3日間の熱い戦いが繰り広げられます。
八幡工業からは、東京代表として長塚 勇 (いさお)が出場します。
現在、会社倉庫にて日々 猛練習しています。
しかし東京のこの夏の暑いのなんの・・、
冷房もない環境で連日 汗を流してがんばっています。
これは、天井見付などに使用する「石膏置き引き」
後ろで見守っているのは、吉彦専務
全国大会出場経験の先輩として、指導にあたっています。
これが平成23年 44回大会の練習時の専務です。
おっと~ 名人がお手本だ~~
もちろん、もと全国チャンピオン! 八幡社長も
連日 直接指導にあたっています。
みならって塗る袖壁は「土佐漆喰仕上げ」
どこもかしこも美しさの精度と寸法の正確さを求められる複雑な課題
角の仕上げは つまみ鏝を引きます。
柱は縁取りは押さえで、中は掻き落とし
場所と素材、仕上げにあわせて、たくさんの種類の鏝を使います。
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さて、7月には、会場となる松山に出場選手が集合。
数日間の合宿で勉強会をしました。
全国から選ばれた15名の腕利き職人たちが共同で臨んだ課題練習。
年齢層は30代の中堅どころと、いずれの会社でも責任ある立場のみなさん。
和気あいあいの中にも、実はバチバチとライバルの火花が飛んでいたことでしょう。
大会概要は以下の通り
会場は アイテム愛媛 大展示場 http://itemehime.com/
大会は一般公開されますのでぜひ、会場で熱い戦いをご覧ください。
八幡工業からも応援団が行きますので、会ったらお声がけください。
勇さんはお盆休み返上で がんばるそうです。
夏バテしないで万全を期して残り1か月 乗り切ってください。
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実際の大会の様子は、
2011年の東京大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=6199
2013年の京都大会の八幡ブログ(専務出場)
http://www.yawata-sakan.com/blog/?p=9630
2013年の専務練習中
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さらに、2015年の福岡大会の模様は 日左連青年部 本部長の中屋敷さん、 原田左官 社長のブログにレポートがありますので合わせてご覧下さい。 中屋敷左官さんのブログへ 原田左官さんのブログへ → http://urx.red/FflH
漆喰と特殊左官工事で住宅が華かに!
葛飾区のw様邸
住宅新築工事で外壁のスイス漆喰塗り壁と
玄関ポーチの特殊左官工事を担当しました。
外壁は、通気ラス~下地軽量モルタル塗り
そして、仕上げはスイス漆喰・カルクファサード
お施主様、工務店様 どちらにもとても満足して頂きました。^_^
元請けは、同郷 葛飾の ヨシウダ建築さん
社長、奥様 、スタッフのみなさん、とても優しくあたたかいお人柄の会社さんです。
ヨシウダ建築さんの売りは 体にやさしい住まい
「WB HOUSE」 というお家の作り方で、
WBとは「W:二重の通気層」「B:ブレス(呼吸)」
シックハウス対策として全国初の「建築基準法施行令20条の7」の
規定に適合した工法です。
通りに面した2面は漆喰仕上げ、隣家と接する2面は
サイディングの仕上げになります。
見切り材を取り付けて、違和感なく異素材がコラボしています。
*施工途中の様子
通常のモルタルの下地と並行して
特殊造形部分には専用のモルタルでレンガ調に彫刻
窓枠部分には、擬木仕上げを希望されていましたので
こちらも造形用モルタルで彫刻しています。
そして、エイジング塗装スタッフがひとつひとつ
丁寧にレンガの色を入れて仕上げます。
そして、最後に漆喰をかぶせて自然に風化したように
演出を加え完成。この塩梅がセンスのなせる業です。
どうです、漆喰とレンガ造形の絶妙なコンビネーション
そして擬木の手作りの窓枠と 既製品の木調ドア
こちらもブラウン系で調和していますね。
実は、この工事が始まる前
お客様はヨシウダ建築さんの設計担当者さんとともに
ナチュラワイズのショールームにいらして
塗り壁の雰囲気を確認していただきました。
漆喰と造形の組合せが気に入っていただけたそうで
後日、プランイメージを提出、採用していただいたのです。
玄関ポーチも、いくつかのデザイン案をご覧いただいたなかで
「赤と黒の市松模様のタイル調仕上げ」が採用になりました。
完成写真です!
仕上げ材は、フランス漆喰セニデコ社セニピエールです。
http://senidecofrance.co.jp/collection/senipierres/index.html
厚さ10mmなのに、重厚感のあるアクセントを作りだせます。
アイアン調の手すりが付き、格調高くなりました。
*施工途中の様子
最初に墨をだして、バッカ―材を貼り付けます。
黒のますを先に塗り仕上げます。
タイルに見えますが鏝塗り左官仕事です。
このように下準備は大変ですが、
デザインフリーなのが最大の特徴の材料。
黒が乾いたら、養生テープで目張りして
今度は赤色の材料を塗ります。
乾燥後にサンダーを当てて研ぎながら焼きムラを付けることで
独特な質感がうまれます。
完成です。
こっちからの角度もgood!!
ライトとアイアンの飾りも付いておしゃれです。
通りを行き交う人たちからも
注目のお家が特殊左官工事で華かにうまれました!
これからも、お客様には我々のできる左官の最高の技術を惜しみなくご提供し、
デザイン力をもっともっとあげ、
あらゆる建物等に対して「左官ならではの表現の面白さ」
ご提案していくことで、想像以上の物を作り上げ感動して頂く。
そんな 自分たち左官でなければできない『作品』を提供していきたいです。
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