2016年 12月
2016 今年もお世話になりました。
八幡工業 ・ ナチュラワイズは
2017年 1月7日より 通常営業開始です。
新年もお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
おかげさまで一年の締めくくりとして 社員スタッフの忘年会をさせていただきました。
「無事故で安全に!!」を誓い、より一層皆様に喜んでいただけるよう頑張ります。
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さて、2016年の八幡工業を振り返るといろいろありました。
「左官」と「漆喰」を学ぶ集いというプロ向けセミナーは20回を迎え
そこからつながったご縁でいくつかの工務店さまのショールームや住宅の施工を
お手伝いさせていただく御縁をいただきました。
カフェサンワイズ、ショールーム・ナチュラワイズが
共同企画でワークショップを行ったことも思い出深いです。
塗り壁体験は来年もお申込み受付しています。
https://www.naturalwall.jp/workshop
おかげさまでテレビの取材も数件いただき
塗り壁体験と カフェの美味しいランチはレポーターさんにも好評をいただきました。
EAR KISS来店!とっても かわいいアイドルさんでした。
https://www.naturalwall.jp/?p=2933
住宅・店舗・新築・リフォームとあわせ450件以上もの案件に
内外左官および外構工事で携わらせていただきました。
なかでも、造形性あふれる特殊左官作業を提案する機会にも恵まれ
塗り壁 + 造形作業におおいに腕を振るった一年でもありました。
来年も 八幡工業、カフェサンワイズ、ショールーム・ナチュラワイズ
職人、スタッフともどうよろしくお引き立てのほどお願いいたします。
お庭の「チョイ変え」は、 葛飾のヤワタにおまかせあれ !!
よく現場で聞かれます。『あなたの会社はどこ?』
八幡工業のホームグラウンドは葛飾区なので
「寅さんのふるさとです!!」 と、わかりやすく答えます。
『あ~ 「男はつらいよ」のお団子やさんのあるとこね。』
と、日本全国だいたいわかってくれます。
今日のお話は、その地元・葛飾の工事のご報告です。
正確に言うと 会社は葛飾区の西水元なので、
「寅さん」のふるさと葛飾・柴又とは少し離れているのですが
寅さんに描かれているように職人さんが多く暮らしている町です。
さて、無理くりな つながりですが、
今回のお宅はそんな自動車整備の職人さんであるご主人のO様邸。
一年前に建て売りで購入されたお家の庭のリフォームを依頼されました。
『 この芝生を取って自転車を置ける床にしてほしい。』
というリクエストにお答えしました。
※ では順を追って工事の流れをお見せします。
まずは芝生のあるお庭のフェンスを一部撤去して、植木の針葉樹を3本抜きました。
そして、自転車が乗り入れやすく 境界のブロックを壊します。
あれ!? 社長さん?
やっぱり 八幡社長です。
生涯現役!! 一職人です。
腰が痛いとといいながらも がんばって働く えらい社長です。
スコップで15センチくらい土をおこしています。
掘り返した土をダンプに積むと山盛りです。
結構な量の残土になるのが不思議。
これを処分場に捨てに行き本日はここまで。
翌日、砕石を敷き詰め ランマーという機械で転圧をかけます。
そのあと、ワイヤーメッシュを敷き込みます。
これひび割れ防止です。
緑のテープは生コン打設の際の 目安の墨出し
ちなみに、これは芝生との境界。
奥に生コンが流れないように土留めのブロックを積み、
フェンスを付け替えた様子です。
さすが、左官屋 ちゃんと鏝で表面をきれいに仕上げていますね。
翌朝、生コン車が到着。
さあスタンバイOK!! ってここでも社長~。
生コン投入
手前は、これ以上流れないように 板で止めます。
コンクリート打設完了。
流した量は1立米ほど、30分程度で終了。
生コンを均すのに大忙しで、社長が鏝で押さえているところ撮り忘れました・・
その日の夜。
雨が降ってきたのでパトロール、シートをかけ流れないことを祈ります。
翌朝、シートを外したら お~セーフでした。
新たに作ったブロックの部分にはもともとの土台にあわせて
クリーム色のジョリパットを塗って仕上げます。
乾いたら 土を埋めもどし芝生をはります。
完成しました。
雨の水が溜まらないように手前に向けて勾配をつけてあります。
最後に水を流して しっかり確認しました。
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【 まとめ 】
お庭の「チョイ変え」は、 ヤワタにおまかせあれ !!
八幡工業は 左官屋ですが、壁だけじゃなく 外構工事も承ります。
こんな風にちょっとした 土間でも結構ですので、
なにか暮らしで不便だな~~
ここ、こうしたら便利になるのにな・・・。
というところがありましたら どうぞお気軽に ご相談ください。
細かいところまで 気を配って、かならずや みなさまのご満足いただける
いい仕事させていただきますよ~。 (ナチュラワイズ営業・斎藤より)
(有)八幡工業 Natura Y’s(ナチュラワイズ)
〒125-0031 東京都葛飾区西水元 2-11-17
TEL 03-5876-3375
左官屋がお風呂をつくるとこうなる(後編)
ラグジュアリーなベッドルームの窓から見えるのは
滝の流れる せせらぎのあるガーデンルーム。
これが2階の バルコニー って信じられます?
※ 完成記念
今回の施主M様(左)と 工事を担当した八幡専務です。
というわけで、八幡工業の左官&造形&特殊塗装チームによる
葛飾の個人宅、浴室 リフォームの後編です。
前編は こちら https://www.naturalwall.jp/?p=3247
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● 工事前 ビフォアー
壁面はタイル貼りの バルコニーでした。
完成予定は、がらっと変わり 大理石調マーブルの石層になります。
壁の前にまずは床工事から。
既存の床を石張りにするため カチオンを塗って下地作り。
ブロックを並べていきます。
施主様のデザイン:花壇のなかに流れる川のせせらぎのイメージ。
今回の工事では 建築関係のお仕事をされている
施主様も自ら参加しておおいに腕を振るってくださいました。
壁面にはラス網をとりつけ、モルタルで下地作り。
白セメントで中塗りをとります。
花壇には防水処理を施します。
そしてこのコーナーには
なにやら石のオブジェ
ブロックから石積み調に造形して+ベースの着色をしています。
並行してアーチも石積みに造形。
本当に積んだようにしか見えませんね。
あら、いつの間にか壁の特殊造形モルタル仕上げが終わり
造形チームから ペイントチームによる
エイジング塗装仕上げに入っています。
今回の特殊塗装は3名のベテランガールズチームが担当。
壁はサハラの地層のような大理石調のマーブル仕上げ、
アーチは固そうな カラフルな自然石調 石積み。
この塗装班のチームワークの面白いところ!
時折、ひとりが塗った箇所を別のひとが塗り足したり・・・
かと思えば大胆に大きくグラデーションをかけたり・・・
お互いの完成で刺激し合いながら完成を目指していきます。
しかし、よくケンカしないで仲良くできるものだと感心しました(笑)。
ジャジャ~ン、完成しました!!
床の石の色合いとの調和もいいですね。
アーチのわきのコーナーの石
実は 滝なんです。
上の滝口から湧き水が石のすき間を伝い
ちょろちょろと音をたて流れていくさまが
なんとも 心地よいです。
花壇の感じ
施主様お気に入りこの角度、壁と植物。
わ~破裂しそう!!
こんなお茶目な蛇口も!!!
奥のジャグジーでゆったりお湯に浸かったあとは
こちらで空中庭園をながめながらシャンパンをいただく。
あ~~うらやましい限りのドリームバスです。
創造性にあふれた 楽しさいっぱいの
造形+左官の現場の施工例のご紹介でした。
左官屋がお風呂をつくるとこうなる(前編)
八幡工業の左官&造形&特殊塗装チームによる
葛飾の個人宅、浴室 リフォームがどうどう完成しました。
つくったのは、ジャグジーバスのある空間です。
うわ~~泡立ってますね~~~
ここにザブ~~ンと浸かったら、さぞかし気持ちイイでしょうね~~~
ハリウッド映画のように、シャンパンが似合います。
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さて、ビフォアーです。
これが 工事前、FRPのバスタブを設置した状態です。
そして アフター!!
そう、バスタブごと まるっと つるっと
左官材料でくるんで仕上げたのです。
しかも 窓からお隣の屋根が見える、ここは2階なのです。
さて、後ろに見えるオブジェは
施主の大好きな趣味「フィッシイング」のイメージ
(実は、パイプと設備配線等を隠すためのスペースなのです)
「釣り針と魚と波」
をかたどったオリジナルデザインにさせていただきました。
カメラににっこりしているのが デザインした吉彦専務です。
(オーナーにお誘いを受け、いっしょに釣り船で海釣りに
いったときの思い出を込めたそうです。)
製作中の様子をちらっと紹介
まわりはブロックを積み、ベースをつくりました。
このあとモルタルを塗り付け成型します。
そこに 「タラソミックス」 をバリ島の伝統左官工法で仕上げ
ひたすら磨き続けます。
そうすると、このようにまるで大理石の肌のようにつるすべになって、
なめらかで優しい質感はとても女性的な印象です。
湯船につかって腕を伸ばした時のなんともここちよい感触になるのです。
※最後に専用のトップコートをかけて表面をしっかり保護
…………………………
「タラソミックス」
水回りに使える タラソミックスの研ぎ出し仕上げ材料。
海洋性のエネルギーを持つ珊瑚や貝殻と
トラバーチン系の素材のナチュラルな左官材です。
詳しい情報は 販売代理店 ファンガレージの特設ページをご覧ください。
https://fungarage-thalassomix.storeinfo.jp/
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後半は、これだけじゃない
ジャングルクルーズ気分になれる!!!???
リゾートのテラス をご紹介します。
ラグジュアリーなベッドルームの窓から見えるのは
滝の流れる せせらぎのあるガーデンルーム。
これが2階の バルコニー って信じられます?
というわけで、次回もどうぞお楽しみに。
後半 ⇒ https://www.naturalwall.jp/?p=3248
まるで地中海な白壁のレストラン「フォーカス」
再開発中の田町駅東口
ここに、地中海風な白壁と大きな丸窓が印象的な
レストラン「フォーカス」さんが2016年 11月 OPEN しました。
店内の壁・天井は地中海風な白壁に施工させていただきました。
すべてスイス漆喰「カルクウォール」による左官仕上げ。
施主の指示は優しさと柔らかさを出してほしいということで
各所は可能な限り曲線のみで構成されています。
このように、照明も壁と一体化してまあるく塗り込みました。
担当した職人さんによると
施主様の注文は、「きれいにしすぎてはダメ!」
こういった局面仕上げの場合
通常はRにあわせた鏝をいくつか用意して
つるつるきれいに仕上げるところ
今回のリクエストは「ラフタッチが大好き」ということ。
ですので初心者の方が初めて鏝をにぎって塗ったような
「フリーハンドながらも一定のリズムで全体を納めていく」
のに苦心したそうです。
トイレのなかのここだけ!
「赤い壁にしてほしい。」
でお答えしたのがこのビビッドな
天然顔料によるルージュ(rouge)磨き仕上げです。
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【 おまけ 】
さて、最後に左官屋目線の種明かしです。
実はこのお店 リフォーム物件だったのでした。
躯体面、コンパネ下地、GLはがし、ブロック、石膏ボード
・・・とあらゆる種類の下地をひとつにまとめるのが
今回の左官工事のもう一つの課題でした。
※ Before 工事前 R部分の軽量鉄骨に注目。
※ After この変身っぷり、すごいでしょ(笑)
※ Before 工事前 こんな下地でも・・・
※After このようなうっとりするような
きれいな仕上がりになるんですね。
もちろん大工さんも下地作りでご苦労されたかと思いますが
左官の技術力を取り入れることで
このように不可能かも・・・が可能になります!
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【 店舗情報 】
グランドカフェ&パブ「フォーカス」
港区芝浦3-2-29
03-6809-6300
11:30~23:00
自然素材・天然漆喰で囲まれた空気のきれいな空間は
さぞかし お料理やお酒の味も格別なことでしょう。
おひとりでも友人やご家族と一緒でも
それぞれに楽しくくつろげそうな雰囲気ですね。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
ランチ(テイクアウト1,080円~/イートイン1,750円~)
ティータイム(ケーキセット1,080円~)
ディナー(フード760円~、ビール650円~)
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