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スタッフブログ 2019年6月4日

モールテックス 左官仕上げのご紹介(その2)

八幡工業が施工した モールテックス仕上げのご紹介のつづきです。

「MORTEX®」は、ベルギーのメーカーBEAL社が開発したセメントを含む
特殊建材を製造している左官塗材です。
薄塗なのに水を通さない強靭な仕上げ層をつくることができ、
優れた機能性と高い意匠性を合わせ持っているので自然素材・漆喰壁とも相性が良く
まるで石のような肌触りの独特のテクスチャーが楽しめます。

mortex

前回ご紹介のブログはこちら ↓
https://www.naturalwall.jp/blog/genba-actual/4173.html

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 おかげさまでモールテックス の 評判は確実に広まってきています。

数年前は建築家やデザイナーなどプロのみなさんの注目から始まりましたが
意匠と耐久性に注目した勉強熱心な方たちの間でじわりじわりと噂が拡がり
今では随分と世の中に浸透してきたようで、水道設備屋さん、家具屋さん
タイル屋さんからも関心を集めているようですね。

そんな中のおもしろい施工例からご紹介します。

今回は施主様からの希望で モールテックスを採用いただいた実例です。

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 茨城の戸建て新築の現場です。

キッチンカウンターの施工をモールテックスで行いました。

注目は テーブルの脚 !!

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アンティークのテーブルを再生利用しているのがニクイです。

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 Ⅼ 字形のアイランドタイプの長~いカウンター
下地は合板べニアでした。面積と乾き具合から想定して
これはふたりがかりで一気に塗らないとまずいといった感じ。

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穴の開いた部分にはのちほど シンクとレンジが入ります。

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床の仕上げも同じ仕様で、モールテックス
コンクリートの打ちっぱなしのようにというリクエストです。

無垢材とコンクリートのコントラストが映えるおしゃれなキッチンです。

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 ちなみに階段もスタイリッシュです。

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次は 埼玉の新築戸建てのキッチン
カウンタートップのモールテックス

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合板ベニヤ下地にシーラー処理ののち下地塗りを施し、
乾いたところを見計らって 仕上げの鏝塗りをしています。

二層に重ねて模様ができたところでしっかりと押えます。

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後日、乾燥期間を経て トップコート処理をします。
2液性の 強靭なニスでしっかり塗膜をはりつけます。

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シンクの巻き込みと、天板の小口の成型仕上げに苦労しました。

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完成しました。

このように、モールテックスのご注文はキッチンや洗面台など
いままで左官では仕上げるのが苦手だった
水回りの仕事が多くて うれしい限りだったのですが・・・

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最後は、なんと壁面の施工例です !!

世田谷の新築戸建て 2階のリビングです。

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大型の壁かけテレビの背後にモールテックスの渋いデザイン壁 (*塗りたての状態です)

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下地は 石膏ボード なのですが、  
重量物 壁掛けのためあらかじめボードの下には合板が貼られています。
これであとからプレートをビス止めしても安心というわけです。

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ジョイントとビスをパテ処理してからの全面下塗り

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これもまた大きい壁なので 二人がかりで施工させていただきました。

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仕上がりイメージのアップです。

【 注意ポイント】

あら不思議! (これはすべての左官材料に共通しています)
ご覧の通り 塗っているときは真っ黒に見えるのが、
乾くと 濡れ色よりずいぶん淡くなるので
あらかじめサンプルを取り寄せて
確認していただくことをお勧めします。

サンプルの注文、材料のさらに詳しい情報は
モールテックス公式サイトをご覧ください。

https://o-takahata.jp/

 


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